高校2年生 (満席となりました)
高2英語
対象:新高校2年生
目標:長文読解と英作文の基礎を完成させる
「高校英語の基礎を盤石にしたいけれど,何をすれば良いかわからない」と悩む新高校2年生が,
1年間で標準的な英文が読めて書けるようになるための講座です.
英語学習の習慣化と基礎の完全定着
大学受験の英語は,高校受験と異なり,知っている語彙をなんとなく繋ぎ合わせて読む「雰囲気読み」や,定期考査前に慌てて取り組むような「短期的な丸暗記」では,対応することができません.どの大学も,曖昧な知識や理解のままでは解けない問題ばかりをピンポイントで出題し,それが本番で大きな得点差を生むからです.
高校英語の基礎を盤石にするには,英語学習を習慣化し,反復練習によって確実に定着させることが不可欠であり,本講座はこれを高い精度で実践していけるよう全力でサポートします.継続的に学習すれば,受験学年を迎えたときには,受験勉強に安心して臨めるようになっているでしょう.
大学受験英語における3知識の養成
シンプルな原理原則とイメージに根差した英文法
英文法を学ぶと,たくさんの文法用語が出てきます.例えば同じwritingという形に対しても,その役割によって動名詞・現在分詞・分詞構文と異なった用語が当てられます.しかし,これらの用語を別々に暗記し文法問題を解くだけでは,英文法を実際の読み書きに活かすことは難しいでしょう.なぜなら,あらゆる用語の根本には「文型」や「品詞」といった少数の原理原則があり,常にこれらと関連づけて理解しなければ,用語を正しく区別することもままならないからです.
本講座では,あらゆる用語をこの原理原則から捉え直し,ネイティブがその背後に感じているイメージもお伝えします.例えば,writingという形の核には「進行中である,能動的に取り組む」というイメージがあり,これを元に理解を構築すれば,類似の使われ方をするto writeやwrittenとの区別も直観的に分かるようになります.英文法とは,文法問題を解くための無味乾燥なツールなどではなく,ネイティブが肌で感じているイメージや直観に根差した体系であり,英語の正確な運用になくてはならない原則なのです.
語彙や定型表現の重要性
上述のように,英文法は英語力向上に不可欠ですが,これを身につけるだけではまだ十分とは言えません.既知語が少なくとも95%以上でないと,英文を正確に理解するのが困難になると言われている[1]ことからも分かるように,まず,語彙力は欠かすことのできない力です.語彙を増やしたことで英文が格段に読みやすくなったと言う生徒も多く,一度力がつけば効果が実感しやすいのも語彙力の1つの特徴と言えるでしょう.また,英文の50%~80%は定型表現で構成されている[2]という研究結果もあるので,定型表現も侮ることはできません.英語を流暢に使いこなすには,文法だけでなく,語彙や定型表現に関する知識も極めて重要なのです.
本講座は,これら3つの知識を網羅的に習得できるように,確認テスト・カリキュラム・宿題などを綿密に設計しています.これらを正しく理解できれば,「雰囲気読み」や「短期的な丸暗記」から脱却できるだけでなく,今まで断片的だった知識が体系化され,講座受講前とは全く違った知識の質と量を実感できるでしょう.
[1] Laufer, Batia & Ravenhorst-Kalovski, and. (2010). Lexical threshold revisited: Lexical text coverage, learners‟ vocabulary size and reading comprehension. Reading in a Foreign Language. 22. 15-30.
[2] 中田達也 (2023) 最新の第二言語習得研究に基づく 究極の英語学習法 KADOKAWA
授業について
本講座は,基礎的な文法事項の理解と定着を目的とする前期(4月~9月)と,前期で学んだ内容を応用し,大学受験基礎レベルへの到達を目指す後期(10月~3月)に分かれています.
前期 (4月~9月)の授業
塾長が10冊以上の有名参考書と共通テスト過去問を徹底分析し,文法・語彙・定型表現の観点から習得すべき文法のエッセンスを凝縮したオリジナル教材を使用します.
1. 確認テストの実施
日々の学習の定着度を確認するだけでなく,首都圏の有名塾(複数)の指導法に基づき,記憶に残りやすいように設計された当塾オリジナルのテストです.全て塾長が採点し,翌週返却します.
テスト名 |
強化する知識 |
内容 |
単語テスト |
語彙 |
高校で実施した単語テストの範囲を追いかける形で実施.必然的に単語帳の反復回数が増えるので,定着率向上が見込めます. |
熟語テスト |
定型表現 |
宿題で音読してきた熟語帳のテストを実施します. |
実力テスト |
文法 |
前回の授業内容を中心に出題しますが,覚えきれていない範囲や難しい文法事項は,繰り返し問うことで反復練習を促進.完全定着を目指します. |
2. 英文法の「幹」を獲得する
基礎を徹底的に理解し定着させることが目標です.英語を読み書きする上で最も大切となる知識とそのエッセンスをお伝えし,これらを短文読解や作文へどのように活かすかを余すことなく講義します.また,随所に最重要語彙や定型表現も入れることで,3知識を同時並行で強化します.
3. 「完璧タイム」でフォロー(個別,最大30分)
定着が不十分のまま先に進んでしまうことがないよう,未提出の宿題と前週の確認テストを一人ひとりが完璧にしてから帰宅となります.理解が十分でない箇所は,塾長が個別に解説をして,一人ひとりが納得いくまで繰り返し指導させていただきます.
宿題
基礎を定着させるには,日々の家庭学習が不可欠です.毎日やるべきことを明確にすることで,英語学習に迷いがなくなり,学習習慣をつけることに繋がります.
単語暗記 |
暗記すべき範囲を明確化するだけでなく,単語帳の使い方や単語の覚え方まで指導.さらに翌週の授業で確認テストを実施することで定着度を頻繁に確認し,一人ひとりの暗記効率の最大化を図ります. |
英熟語帳の音読 |
日本人の英語学習者に最も足りていないのはインプットだと言われています.定型表現を多量のインプットで身につけるために,「速読英熟語」をご購入いただき,これを毎日3回以上音読してくることが宿題です. |
授業の復習 |
授業で語彙や文構造,和訳・英訳の方法論を正しく理解したあとは,それを定着させる練習が不可欠です.授業の問題の解き直しを宿題とし,翌週以降の確認テストで繰り返し出題することで完全定着を目指します. |
自作例文の作成 |
授業で学んだ文法事項を実際に使ってみるために,自分で書いた日本語に対し英訳を考える「1行英作文」を宿題とすることがあります.このようなアウトプットは科学的にも効果が確認されており,学んだ文法事項の理解を深めることにつながります.塾長が添削して,翌週返却します. |
後期 (10月~3月)の授業
前期に学んだ基礎を,初見の問題に応用する力を養成.基礎の理解を一層深めるとともに,豊富な実践練習で標準的な英文が読めて書けるようになることを目指します.
授業の流れ
1. 確認テストの実施
前期に実施していた確認テストを継続して実施.実力テストは,前期の教材からもランダムに出題することで,「幹」となる知識の完全定着を目指します.
2. 良質な和訳演習・語法演習
前期で学んだ知識を総動員して解く和訳問題を演習します.前期で学んだことが次々と出てくるので,前期の内容の完全定着を目指し,英文解釈力を強化します.
また,語法演習では,前期で扱わなかった例外的な文法事項や細かな知識をお伝えします.これにより,模試で問われるような文法問題にも自信を持って答えられるようになるでしょう.
3. 「完璧タイム」でフォロー(個別,最大30分)
前期同様,個別に未提出の宿題や前週の確認テストを完璧にする時間をとります.
宿題
前期と同様の宿題に加え,初見の英文の和訳と細かな文法・語法の演習を宿題とします.
授業について
- 授業形式は対面のライブ授業です.オンラインは実施いたしません.
- 生徒都合での振替授業は実施いたしませんが,講師都合で休講となった場合には,別日にて振替授業をさせていただきます.